【最新事例】広がる「セルフィー(selfie)」の可能性-中高生もセレブも夢中!!-

週刊?!イザワの目

2014/03/13週刊?!イザワの目

「セルフィー(selfie)」。日本ではまだまだ聞きなれないですが、実はこの言葉、オックスフォード英語辞典が2013年に選んだ「今年の英語」。日本語に訳すと「自撮り」のこと。今、FacebookやTwitter、InstagramなどのSNSを通じて、この「セルフィー=自撮り」が世界中で大ブームを巻き起こしているんです。今回は、この「セルフィー」を活用したPRの可能性をご紹介します。

セルフィー3.jpg

世界最高リツイートセルフィー

今年3月2日に行われた、米アカデミー賞の発表・授賞式。WEB上で最も注目を集めたのは、作品賞でも主演男優賞でもなく、ある写真だった。それは授賞式に参加したハリウッド俳優たちの"セルフィー"。この写真がTwitterにアップされ、リツイート数が300万を超えて世界最高記録を更新したのである。

■Twitterデータで振り返るアカデミー賞授賞式(Twitter Japan Blog)

https://blog.twitter.com/ja/2014/oscars_lookback

実はこのセルフィーが思わぬPRにつながっていたことを、米ウォール・ストリート・ジャーナルが報じている。同紙によると、米アカデミー賞を放送したABC放送のスポンサーである韓国サムスン電子が、ABC放送に自社のスマートフォンを提供して授賞式に溶け込ませるというPR戦略をとっていたのだという。サムスンのスマートフォンを使って司会がセルフィーすると、その様子とともにスマートフォンがばっちりテレビに映る。これがサムスン電子の大きなPRになった。このように、セルフィーを使ったPR方法は現在、欧米で積極的に行われている。

自撮りの聖地、スポーツジムで

スウェーデン・ストックホルムのスポーツジムチェーン「Friskis&Svettis」は、ユーザーがよく、ジム内の鏡の前で自分の体を写すセルフィーをしていることに注目。そこで、ユーザーに対して、「Friskis&Svettis」のロゴマークと店舗がある地名を"反転"させてプリントしたTシャツを配って、セルフィーすることを呼びかけた。ユーザーがこのTシャツを着て、ジムの鏡の前でセルフィーすると、反転している文字がキレイに映るという仕掛けだ。瞬く間に写真投稿アプリ「Instagram」上に、「Friskis&Svettis」のTシャツを着たユーザーたちのセルフィー写真が投稿・拡散され、なんと2,000以上の投稿、800万以上の閲覧を記録した。鍛え上げた体をセルフィーしたい、ユーザーの心境をうまく活用したPR事例だと言えるだろう。

セクシーさもバズ要因

アメリカのアンダーウェアブランド「Calvin Klein Underwear」もセルフィーを利用したキャンペーンを実施。「show yours. ‪#‎mycalvins」と題したこのキャンペーンは、芸能人やモデルなどのトップスターに同ブランドのアンダーウェアを着用してもらい、「Calvin Klein」のロゴが見えるようにセルフィーして、Instagramに投稿してもらうというもの。スーパーモデルのミランダ・カーとR&Bシンガーのトレイ・ソングスの2人の投稿には、なんと数十万単位のリアクションが! さらに、100人を超えるオピニオンリーダーがこのキャンペーンに参加。また、一般の投稿も可能で、ハッシュタグをつけて投稿するとCalvin KleinのHP上に掲載されるチャンスがあり、多数のセルフィーが投稿されていった。両事例ともに、セルフィーの人気をうまく利用したキャンペーンである。

日本では、今がチャンス!

このように海外で流行中のセルフィーだが、日本でも流行の兆しが見えている。"そっくりメイク"で注目を集めているタレントのざわちんが、セルフィーをして自身のそっくりメイクをブログに上げて人気を集めているのは有名。また、NAVERまとめでも「自分撮りのコツまとめ」など、セルフィーに関するまとめが多数紹介されている。昨年の12月には、クリスマスイベントが行われる六本木ヒルズの展望台に「自撮りスポット」が登場。鏡を使って、クリスマスツリーと一緒にセルフィーができて好評を博したそう。他社に先駆けてセルフィーを使ったPRをするなら、今がチャンスかもしれない!

NEXT TREND!】「フォトボム」で写真にボムッ!

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今、セルフィーと一緒にアメリカで大流行しているのが「フォトボム」!「フォトボム」とは、Photo=カメラ、Bomb=爆弾からくる造語で、簡単に言ってしまうと「他人の撮影に勝手に写り込み写真を台無しにするイタズラ」のこと。

SNSでもたくさんのフォトボム写真がバズっているが、これ、セレブの間でも大流行中。2014年のアカデミー賞でも、人気俳優ベネディクト・カンバーバッチが、レッドカーペットでU2の後ろにジャンプして写り込んだ「フォトボム」画像が話題になった。子どもの頃、大勢で写真を撮る時に、人の頭の後ろに人差し指を立てて、その人を「鬼」にしちゃうイタズラが流行ったけど、それに近いものがある「フォトボム」は、セレブだけでなく、一般人の間でも大人気。イベントのPRなどと相性よさそう! フォトボムのようなおちゃめな仕掛けでどんどんPRを楽しくしましょう!

(原稿:ノッシー、ショージ、ハセガワ)

この記事を書いた人

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Editorial department

2011年10月20日創刊。
電通PRの若手社員による、電通本社および電通グループを対象に配信しているメールマガジン。2012年11月に全面リニューアルを果たし、現在は瓦版スタイルで発行中。国内外の旬なPR事例を取り上げて解説する特集や、旬な人のインタビューが人気。2014年3月、満を持してマイクロサイトに登場! オリジナルコンテンツなどもアップしていきます。

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