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あの、博報堂ケトル・嶋浩一郎、うなる ~チャーハンクエスト 20時の章~

イザワの炒飯

2014/09/03伊澤 佑美

序章を読んでいただいた方は背景をご存じですが、これは、世界に誇る日本のコミュニケーションプランナーである、博報堂ケトルの嶋浩一郎氏とTBWA HAKUHODOの原田朋氏に、8月X日の12時と16時と20時に「東京イチ美味いチャーハンBEST3」を食べてもらうべく東奔西走する、電通PRイザワの奮闘記です。

日もとっぷり暮れて、20時。場所は外苑前。

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すっかりTシャツが板についてきたチャーハンクエストの仲間たち。

嶋さん「外苑前っていうのもチャーハンっぽくないですね」

原田さん「場所のイメージ的には違いますよね」

ともみん「このあたりは、ハイカジ中華といって、ハイクオリティカジュアルな中華料理のお店がいろいろオープンしてるんです」

イザワ「町の中華屋さんじゃない中華料理って、すごく老舗だったり高級だったりしてちょっと入りづらいじゃないですか。それが、気軽に入れる価格設定と店構えでカジュアルなんだけど、味や素材はハイクオリティっていうお店ですね。でも今回のお店はハイカジ中華じゃありません!! こちらの、鉄板中華です!!

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嶋さん「う~ん、ここはすごく期待が持てる店ですね」

イザワ「ここ、『青山シャンウェイ』は、オーナーシェフの佐々木孝昌さんが25年ほど前、中国・上海の街で、中華鍋ではなく鉄板で調理をする料理人を見かけたことから、その鉄板中華の技や楽しさを再現すべく出したお店なんです。ですから、ここのチャーハンは、中華鍋じゃなく、鉄板で作ります!

原田さん「なるほど。わっ!人が増えてる」

イザワ「はい、これはクエストなので、旅を続ければ続けるほど、仲間が増えるという設定になっています」

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戦士・ねも、吟遊詩人・しんたく(いずれも電通PR)が仲間になったの図。

イザワ「チャーハンは、中華料理のシメに食べられる一品でもあるので、ここ『シャンウェイ』では、いろいろコースで召し上がっていただいた後に、チャーハンを食べていただきます」

原田さん「そんな攻撃が待っているとは...」

嶋さん「僕なんて、原田さんたちに合流できなかったお昼にひとりでチャーハン食べて、さっき、テイクアウトしてもらったチャーハンも食べてるから、今日4食目なんですけど

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驚きの料理の数々。

原田さん「うぅ、すごいボリューム」

嶋さん「だけど美味い」

原田さん「チャーハンの前に、ちょっと真面目な話をすると、昔は、広告を科学的に捉えるということを考えていたんだけど、今は違います。効率化しすぎると表現が痩せてくっていうか、ターゲットやメッセージを絞り過ぎると、その他の人にはそれがノイズになってしまう。過剰にしたり、無駄な事をしたり、偶然を大切にしたり、そういうロマン主義的なことを最近は考えてますね」

嶋さん「無駄な事は大切ですよね。誰に頼まれたかわからないようなことをひたすら調べるとか、後でそれがつながって新しいものが生まれることがありますからね

原田さん「科学的すぎると、はみ出せないんですよね。TVCMももっと昔はおおらかだったな。ある意味ブラックBOXっていうか。もちろん、その分、失敗や無駄も多くて反省はあるんだけど、今はどうしたら人が動くか、あまりにもわかるようになってしまってきたから、余白がなくなってる気がしますね」

嶋さん「あと、CMを作るということが目的化してしまうとダメですよ。CMを作るというのはひとつの手段だから。手段としてそれが適切だったらCMを作ればいいし、その他の手段もニュートラルに考えて選んだほうがいいですね。」

イザワ「話が弾んでいる最中なんですが、はい、そろそろ段取り的にチャーハンいきます!」

嶋さん「すごい段取りだな...(呆気)」

イザワ「まず、ご覧ください、作っているところを! なんと、具は烏龍茶の茶葉! それと金針菜です」

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出来上がりはこちら。青山シャンウェイの名物、「烏龍茶チャーハン」。パラリとしたチャーハンの上に、パリパリのおこげと烏龍茶葉が散らしてあります。

原田さん「美味い!! これは五感総動員チャーハンですね。食感、香り、見た目、すべてに驚きがあります」

嶋さん「うーーーーーーーーーん、これはチャーハン界のクロワッサンと言える。サクサクでモチモチ...。北風と太陽、アリとキリギリスみたいな、対極なものがあってこそ成立する...」

イザワ「はい、20時のチャーハンのテーマは『ネオ・チャーハン』です。これまでにない一歩進んだ新しいチャーハンを食べていただきたくて選びました

嶋さん「いや、ネオ・チャーハンって、何か言っているようで何も言ってないよ、バズワードになってないよ、PRパーソンとしてはもっとがんばらないと

イザワ「そ、そんなことありません(汗)。実はこのチャーハン、あとから鉄観音茶を上からかけてお茶漬けのようにして食べられるんです。お願いします!」

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嶋さん「おぉ、これはチャーハン界のひつまぶしとも言える」

原田さん「一度で二度おいしいですね」

イザワ「はい、まさに『ネオ』です」

嶋さん「だから、バズワードになってないって」

イザワ「...(無視)。では最後に、嶋さんと原田さん、こちらに記入をお願いします! お二人にとって、チャーハンとはなんですか?」

嶋さん「すごい段取り...」

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原田さん「コピーにもなってないんですけど...、『大人の自分、子供の記憶』ですね。子供の頃、チャーハンって一番好きなものだったんですよ。でも今日はその記憶に残っているチャーハンとは全然違うチャーハンを3食、食べて、自分が大人になったなぁと感じさせられました」

嶋さん「僕は、『宇宙』ですね。米の一つひとつが原子で、広大な宇宙がそこには広がっている...。烏龍茶という予期せぬ出会いもあり、アインシュタインとチャーハンを食べたいです」

イザワ「お二人とも、ありがとうございました。最後に、お土産があります。明日、チャーハンが自分で作れるキットです」

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嶋さん「これは嬉しい」

イザワ「作れるのは、本物そっくりの食品サンプルのチャーハンですけどね(笑)」

原田さん「おぉ、ちゃんと六角のお皿もついている!」

イザワ「合羽橋で探したんですよ~。そのこだわり、わかっていただけて嬉しいです。お二人とも、今日は本当にありがとうございました」

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チャーハンクエストのパーティ全員でパシャリ。ずっとカメラマンを務めていた、僧侶・アライも写っています。

嶋さん「こちらこそありがとう。今日は本当に楽しかった」

原田さん「本当に満たされました。ありがとうございました」

アライ「しかし嶋さん、今回の件、電通デザイントークで話したりして(序章参照)、イザワのこと、試してたんですか?」

嶋さん「...。いや、ただ単にチャーハン食べたかっただけ。なんたって、チャーハンは突然やってくるからね」

!!あぁ、試されてなかったのか...。この日のために一カ月半でチャーハン50食も食べ、5キロも太ったのに、ひとり相撲だったとは(涙)、さすが世界の嶋浩一郎...。人を動かす最高のPRパーソンです!

これでイザワの奮闘記は終わります。みなさま、最後までお付き合いいただいてありがとうございました。

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お店の紹介はこちら

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この記事を書いた人

伊澤 佑美
Digital PR Planner

コミュニケーションデザイン局コンテンツ・ディストリビューション部
「週刊?! イザワの目」編集長

2003年電通PR入社。メディアリレーションズ部にて、企業・団体に関するプロモーションに従事。2011年にオウンドメディア「週刊?! イザワの目」を立ち上げ、編集長に就任。国内外の最新PR事例を取り上げて解説する特集や、旬な人物に迫るインタビューが人気。
現在は、編集者、ライター、PRプランナーとして、企業のオウンドメディア運営やコンサルティングのほか、広報業界向けメディアへの寄稿なども手掛けている。東洋経済オンラインにも連載執筆中。

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