【コンテンツマーケティング】失敗を恐れず、 今こそチャレンジを!

コンテンツマーケティング

2014/02/12伊澤 佑美

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1月27日(月)、新たな電通本が誕生しました。

タイトルは、『~編集者のように考えよう~コンテンツマーケティング27の極意』。

デジタルマーケティング、パブリッシング、メディア、コンテンツ戦略の専門家として、世界的に知られるレベッカ・リーブの著作、「CONTENT MARKETING」の翻訳本です。

「コンテンツマーケティング」とは何でしょう。翻訳チームのリーダーを務めた、電通 iPR局 iクリエーティブ部の郡司晶子(ぐんじあきこ)氏に話を聞きました。(イザワ)

―コンテンツマーケティングとはなんですか?

「お客さまがどんな情報を必要としているか、を把握し、適切で価値あるコンテンツをつくり、配布する。そのことによって、購買につながるような行動を促す」ものです。欲しい人に、欲しい情報がちゃんと届くようにする、というとわかりやすいでしょうか。例えば、誰かが検索してきたときにちゃんと必要な情報を手に入れられるように準備しておくこともそうです。情報の価値は人やタイミングによって変わります。一番近くにある綺麗なトイレ、という情報は、欲している時にはとても"適切で価値ある情報"になりますが、そうでない時は"ふつうの情報"です。

―なぜ今、コンテンツマーケティングなのですか?

これは新しい概念ではありません。企業はこれまでも何十年とコンテンツをつくり、供給し続けることで消費者を自分たちのビジネスに引きつけてきたわけですから。でも「コンテンツマーケティング」というキーワードは、ここ数年で急激に注目度があがっています。今、Google検索すると、英語では11億4千万件、日本語でも2千7百万件ヒットするほどです。その理由は、インターネットや他のデジタルチャンネル、とりわけソーシャルメディアの台頭。デジタルの普及によって、コンテンツを作り、それを流通させるためのハードルが格段に下がったことも理由のひとつです。

―具体的にどんなことがコンテンツマーケティングなのですか?

例えば、企業の自社サイトやFacebookアカウントなど、オウンドメディアを拡充し、企業自ら情報発信していくことは、コンテンツマーケティングの始まりです。今や、生活とWEBは切っても切れない関係で、人は何かを知りたい時は必ずと言っていいほどWEB検索をするわけです。その時に、企業やブランドの情報が検索ヒットしない、ということになれば、企業はチャンスロスをしてしまいます。ですから、「編集者のように考え」、様々なコンテンツをオウンドメディアに置いて発信し続けていることはとても大切です。これからの時代、企業にとって、なくてはならない活動と言えますね。

ソーシャルメディアが圧倒的に普及するようになって、一番パワーが変わったのがオウンドメディアです。ソーシャルメディアが出てくる前は、オウンドメディアの届ける力はとても弱いものでしたが、今や、そのデリバリーパワーは格段に変わりました。現代においては、インターネットを核としたオウンドメディアを上手に使っていくことが非常に重要になっています。というのも、WEBを使うことは、"なにかしら世の中からの反応が体感できる"という点でとても意味があるんです。反応がないということも一つの反応。それにどう対応していくか、その積み重ねが教えとなり、ブランドを作っていくので、その第一歩を踏み出してもらえればと思います。

―Facebookアカウントを立ち上げるとかって、継続性を考えるとかなり大変なことのように思えるのですが。

そんな方に読んでいただきたいのが、この本です。コンテンツマーケティングとは何か、というイロハはもちろん、明日から始めようという時の極意までがギッシリ詰まっています。企業の方であっても継続的にコンテンツを出すことは難しいことではありません。自分たちの商品づくりの裏側を伝えるだけでも価値があります。継続的に情報発信して顧客と関係をつくっていきたいけれど難しそう、とためらっている方々のための入門書であり、困った時の辞書代わりにもなる本なんです。

―翻訳にはどのくらい時間がかかったのですか?

翻訳は現業と並行して取り組んだので、かなり苦労しましたが、7人チームで取り組んだので、励まし合い、競り合いながらでしたね。昨年の9月から校了まで4カ月。最初の2カ月かけて翻訳し、残りの2カ月で最終章を書き下ろしました。

―最終章はオリジナルなんですね。

そうです。実は原書は2年前にアメリカで出ている本なので、年月やアメリカとの環境の違いを埋める意味でも必要だと思い、日本のコンテンツマーケティングの先駆的な事例を取材して書き下ろしました。無印良品やロッテなど、参考にできる視点を盛り込んでいます。

―この本、誰に、どんな風に読んで欲しいですか。

ソーシャルメディアをどう使いこなしたらいいだろうと悩んでいる方に手にとっていただきたいですね。まず「コンテンツマーケティングとは何か」がまとまって書いてあるパート1を読んでいただき、その後はお悩みに合わせて辞書的に読んでいただくのもいいと思います。読みながら、こんなの日本では無理だよ、と思ったら、ぜひ最終章を読んで欲しいですね。

―読者に向けて、メッセージをお願いします。

情報が爆発的に増えて、SNSのサービスも次から次へと入れ替わる時代。正解は無いですし、これまでデジタルとかやってこなかったからと躊躇する必要はありません。どんどん変化している世界なので逆にいつ飛び込んでも「遅い」ということはないのです。「やってみたい!」と思い立ったそのときこそがチャンスです。失敗を恐れず、ぜひチャレンジしてみてください。私たちiPR局がいつでもお手伝いをしますので、ご興味のある方はぜひお問い合わせください。

content_think_like_a_publisher.jpg<書籍概要>

『~編集者のように考えよう~コンテンツマーケティング27の極意』

■著者:レベッカ・リーブ

■訳者:(株)電通iPR局 (株)電通パブリックリレーションズ

郡司晶子/八木慎一郎/坂本陽児/徳永希/大八木元貴/関口嶺/阿部達典

■発行:翔泳社

■価格:1,800円(税別)

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この記事を書いた人

伊澤 佑美
Digital PR Planner

コミュニケーションデザイン局コンテンツ・ディストリビューション部
「週刊?! イザワの目」編集長

2003年電通PR入社。メディアリレーションズ部にて、企業・団体に関するプロモーションに従事。2011年にオウンドメディア「週刊?! イザワの目」を立ち上げ、編集長に就任。国内外の最新PR事例を取り上げて解説する特集や、旬な人物に迫るインタビューが人気。
現在は、編集者、ライター、PRプランナーとして、企業のオウンドメディア運営やコンサルティングのほか、広報業界向けメディアへの寄稿なども手掛けている。東洋経済オンラインにも連載執筆中。

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